先日友達の愛犬をペットシッターしました。
シッターといっても友達の家に行って面倒をみたわけじゃないので正式には「預かった」という表現が正しいです。
「一泊だから大丈夫!」
と安易に友達の愛犬を預かり、かなしくも心が折れてしまったペットシッターの体験を今回お話ししたいと思います。
友人やご近所さんから「ペットを預かってほしい」と頼まれた方は、ぜひこの体験談を読んでみてください。
結論からいうとプロに任せたほうがいい

結論から言うと、わんちゃんの預かりさきはプロの方がいいです。
たんに犬が好きだから、といった理由だけで預かるとけっこうしんどいことになります。
なぜかっていうと。
- 多頭飼いの知識がない
- 世話が2倍になる
- 自分ちの犬がすねる
- ほかの犬種の扱いに慣れていない
- なつかれるまでに時間がかかる
- トイレの始末におわれる
おもにこんなことで。
とにかくお世話がめちゃくちゃ大変だったんです。
という経験から、ペットはやっぱり専門の方に預かってもらうのが一番かなという結論に結びつきました。
そもそも大変ってわかってるのになぜ預かったのか

「旅行に行くから預かって!」と相談うけてから1週間、めっちゃくちゃ悩みました。
というのもシッター的な相談は今回が2度目。
ペットホテルやシッターさんなんてこの辺にたくさんないし。
なんて、考えてたら可哀想になっちゃったんでお預かりを決意!(ちょっと大げさ?笑)
そもそも断る理由もなかったから今回は「ケージ持参」ということで一泊シッターをひき受けたわけなんです。
預かったわんちゃんの情報が少なすぎた

プロペットシッターは事前に預かるペットとの相性や、わんちゃんの性格などを把握するため現地でお相手のペットと顔合わせをして打ち合わせをします。
不覚にも面識はあるとはいえ、私はクーちゃんのことをほとんど知りませんでした。
ゆいいつの情報といえば「クーちゃん」犬種「チワワ」これだけ。
かろうじて1週間前に7歳だと知りました。
しかも、
- ごはんは1日何食
- トイレは外派、室内じゃないとしない子?
- お散歩は大丈夫かな
- え、男の子かと思った
の状態。
こんなことを知らないで預かっちゃったなんて・・まじありえないって感じですね。
まずは、1日クーちゃんの情報収取からはじめました。
心が折れた7つの理由


ペットを預かると以下の7つで心が折れます。
飼い主の帰りをひたすら待ってるよ
きっとこんな経験がなかったのかなぁ・・。
「じゃあね〜お利口さんにしてるのよ〜!」
「バタン」
と、飼い主たちが去っていくじゃないですか。
玄関のまえから離れないんですよ。
ずーーーーっと。
2日間、いうまでもなく誰かの気配を感じると玄関にいき「お迎え」だと信じてやまない子でした。

これ、けっこう預かるがわシンドいんですよね。(笑)
愛犬のメンタル維持に気をつかうよ
うちの愛犬のゆずは典型的な箱いりわんこで、「とてもワガママ」な犬。
赤の他人(わんこ)になるとそれがめちゃくちゃ本領発揮します。
クーちゃんを撫でた手で触ろうとすると、
「その手であたいに触らないで!」
と、言わんばかりに全力で拒否ります。
くうちゃんとの距離感が縮まるほどゆずと飼い主との距離はとおくなりました。
うちの家族が「クー!」と呼べば呼ぶほど、ゆずのメンタルは崩壊していくようです。
知らないペットを預かるときは
「◯◯ちゃんがいちばん好きよ!」と愛犬を抱きしめ優先してあげる。
でないと、愛犬のメンタルは崩壊してとんでもないことになります。

犬生を長く経験してるペットほど接しかたがむずかしい
クーちゃんは推定7歳の女の子。
実はこの子、あるご家庭から訳あって今の友達のところに譲られてきました。
いわゆる、ペット放棄されてきたワンちゃんなんですよね。
なのでとても心が繊細さんがゆえに、接し方が非常にむずかしくて・・。
しかも、うちには発達障害の子がいたりするのでおいかけ回して、クーちゃんがさらに人嫌いにならないか・・
など接し方にはとても気をつかいました。

が、、
今回はそのようなこともなく、うちの息子も仲良く接してくれたのでとりあえず◯でした!
他犬種の性格がわからない
私が知るかぎりではとても可愛いチワワちゃん!
なんですが、うちが飼ってるのはプードル。
私はプードルのことしかわかりません。(泣)

チワワ、チワワ・・
テレビでしか見たことないチワワがうちにいる。
どうしてそんなに震えるの?
なんでくるくる回ってるの?
具合悪いの?
どうしたいの?!
『あなたの考えてることが全然わからなーーーい!!』
あらためて違う犬種と触れ合うむずかしさを痛感しましたね。
トイレ問題
犬は環境が変わればそそうしてしまうことじたいは仕方がないことなんですよね。
実際うちの愛犬もそんな経験たくさんありましたし。
とはいえ、うちに来てから午前中だけでも7〜8回ものそそうが・・。
仕方がないこととはいえさすがにこたえました。


環境が変わること、飼い主がいない不安、年齢層、あとはトイレトレーニングがきちんとできているか。
これ、預かるうえでとても重要でした!
そそうの後始末でストレスを抱えるまえに(犬も人も)室内ではオムツを使用すれば少しはストレスが軽減できます。
また、そそう後の匂いによって愛犬が同じ場所にしてしまうという2次被害も防げますね。

外出できない
うちの場合外出や買い物に行くときなどは留守番させています。
もちろん留守番させるとき、危ないものを片づけ「細心の注意をはらって」外出するのですが
シッターを引きうけてしまうと、いつものようには外出できなくなる理由があります。
(本来、シッター側は預かってるペットを置いて外出しません)
例えば、
- 拾い食いor危険なものを食べる
- ケンカが原因でケガをする
- ソファーから転落する
- 体調が悪くなる
- 脱走する
など、外出すると何が起こるか想像がつかないものです。
ペットを預かっているときは、かんたんに外出することができなくてちょっとストレスを感じました。
<<犬に保険は必要?ペット保険初心者が保険の必要性について解説

扱いかたのレベル
もちろん自分ちのわんちゃんではないので雑な扱いをするのは言語道断!
というよりも、扱い方の線引き加減がむずかしい・・。
例えば、
クーちゃんがやったのかな?
いや・・クーじゃないかも。
「ゆず、あなたでしょー!」
つまり、自分の家のペットと同等のレベルで扱っていいのか?
という壁にぶちあたりました。
なぜか、預かってるというだけで妙な気を使ってしまいます。
このようなことはプロで躾けれる人や、
多頭飼い経験がある人のほうがはるかに知識も技量も優れています。

うちの子の心境はいかに
一人っ子で育ってきたゆずはくうちゃんの存在そのものがけむたかったみたいです。
- おもちゃを貸したくない
- オヤツを分けたくない
- 同じごはんを食べさせたくない
- 散歩の歩行スピードは自分が先頭じゃないとイヤ
- 飼い主のひざは私のもの
とってもワガママなうちの愛犬。(汗)
まるで幼稚園児の行動みたいでした。
『とにかく早く帰っって!』
と、最終日では初日でがまんしていた不満が爆発。
2日目ではとうとう吠えちゃいました。※飼い主のひざ取り
怖いなーゆずちゃん・・。
きっと、うちの子だけじゃなくてクーちゃんもストレスを感じていたはず。
ごめんね、クーちゃん。
てきどな距離は犬も知ってる
2匹で同じものを狙おうとすると距離が近くなってケンカしちゃいます。
だけど何かもらえるかも?のときに歪みあわないのはふしぎでした!
美味しい匂いがしてソワソワ♡
こんな場面もありましたよ。
ペットは可愛いだけで預かると心が折れるのまとめ

「可愛い」や「よそへ預けるぐらいなら」の気持ちで預かると心が折れますよ。
という話を体験談でお伝えしました。
ペットを預かるときは、それなりの「知識と経験」あと、心のゆとりが必要だということです。
もちろんわんちゃんも、飼い主から離れてしらない家にきているストレスは計り知れないものでしょう。
できればそのような不安が少しでも軽減できるように経験豊富なシッターさんにお願いするのも一つの手だと思います。
それでももしあなたが『預からなければいけない状況』になったとき、この体験談が役にたてばいいなぁと思います!
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